毎週木曜日16時。晴海総合高校ボランティア部のお兄ちゃんお姉ちゃんがプレイホールにやってきます！スタッフよりも若く、本当の意味で「お兄ちゃん・お姉ちゃん」と呼べる存在の彼ら。今までに計4回活動を行いましたが、既に「おにいちゃん、おねえちゃーーん！！」と、ファンが着くほどの人気ぶりです。

◎　地域や家庭が有していた、交流の”場”としての機能

いつからでしょうか。
10才年齢の離れている子ども同士が一緒に遊んでいる光景は、とても珍しく映るようになりました。子どもたちは様々な人とのかかわり合いを通じて、社会性を育みます。かつては、近所の子ども同士の交流や、家庭の中での兄弟同士の交流機会がありました。しかし、地域の人間関係は希薄化し、核家族・少子化によって家庭内での交流機会も少なくなっています。

子どもたちが様々な人とかかわる”ことに自然に慣れ、「人とかかわりたい」という思いを自然に感じ取っていく、そんな場も機会も失われてきました。

◎　地域全体で子育ての喜びを共有し、負担を分かち合う

晴海総合高校は月島・晴海エリア唯一の高校です。今年よりボランティア部の生徒たちに活動いただけることになりました。

生徒たちは、プレイホールで子どもたちと一緒にジャングルジムを登ったり、絵本の読み聞かせを行ってくれたり、ダイナミックな動きから繊細な遊びまで、子どもたちに合わせた遊びを提供してくれます。いつもより元気な声がプレイホール内に響き渡り、1時間では物足りず、帰りにはダダをこねてしまう子も。でも、「また来るからねー！」と元気な声とスッキリした表情からは充足感を感じとれます。

一方、高校生である生徒たちにとっても、一回り以上離れた子どもたちとの関わりはとても貴重な機会です。晴海総合高校は保育科に進む生徒も多く、活動を通じて”保育”や”子育て”について感じ、考え、学ぶ機会になっています。そして保護者の方も、子どもたちと1日中全力で遊ぶことは、とてもとても大変なことです。地域の力を借りることで、束の間の休息時間を過ごして頂けています。

◎　街のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に遊ぼう！

ボランティア部の皆さんの活動日は、毎週木曜日16時~17時です。
（※学校の予定により、お休みの場合もあります。）

 晩御飯前の1時間、お兄ちゃんお姉ちゃんにたくさん遊んでもらいましょう！

私たちはこれからも、地域の様々な垣根を飛び越え手をつなぎ、「地域全体で子育てをする」そんな意識の醸成と、そのための場づくりを行ってまいります。