【グロースリンクインタビューVol.6】キャリアと子育ての両立問題に挑む!FRUIT PUNCH”矢野 晃平さん”
今回は、「グロースリンクかちどき」にて大活躍するパパをご紹介します!
平日は大企業の経営企画室に勤務、家庭では共働き世帯の2児の父として育児と仕事を両立しつつ、FRUIT PUNCH(親子・家族向けソーシャルコミュニティ)という新たな取り組みを始めた矢野さん。
過去2回実施された親子イベントでは、モンテッソーリ教育や本格的な英会話を取り入れた充実の内容で大評判を収め、各方面から今後の動向が注目されています。
20代という若さで、何足ものワラジを履き志に燃える矢野さんに、その原動力となるご自身の体験や、FRUIT PUNCH設立のきっかけなどを伺ってみました!
矢野 晃平さんプロフィール 2児のパパ。共働き家庭のイクメンとして仕事に育児に奮闘中。 カナダの大学にて建築設計を専攻、アメリカ、オランダ、イギリスなど海外での生活歴は15年に渡る。 投資銀行にて5年間M&Aアドバイザリー業務等に携わったのち、現在は東証一部上場企業にて経営企画業務に従事しつつ、FRUIT PUNCHを立ち上げ運営中。 |
【イベント】親子・家族ソーシャルイベント FRUIT PUNCH#1(終了)
【イベント報告】”鬼のお面作り”-親子ソーシャルイベント FRUIT PUNCH#1を開催しました-
【イベント】日曜、家族で楽しいひとときを!親子ソーシャルイベント FRUIT PUNCH#2 English β(終了)
■週末に気軽に楽しめる親子イベント”FRUIT PUNCH”
矢野さん:FRUIT PUNCHでは、主に「英語」、「モンテッソーリ」、「音楽&芸術」という3領域で、週末に親子で楽しめるイベントを企画しています。
過去2回は「モンテッソーリ」と「英語」をテーマに開催。工作や英語を使った参加型ゲーム等を通し、家族間コミュニケーションを促す充実した内容で、どちらの回も多くの参加者にお越し頂き、ありがたくも好評を博しました。
親子に「世の中で一流と言われるものに触れる機会をできるだけ提供したい」という思いから、自分の子どもにあったらいいな、体験してほしいな、と思う内容にこだわり、講師もコンテンツも厳選しています。
今後も家族で気軽に参加でき、本格的なコンテンツを体験できる場を安価で提供し続けていきたいですね。
充実した内容で過去2回大盛況を博したFRUIT PUNCHイベント。 仕事と育児を両立しつつ、さらにFRUIT PUNCHにて素敵な場を提供する取り組みを始めた矢野さんに、そのきっかけや原動力を伺ってみました。 |
■海外生活15年、日本での子育て経験から生まれたFRUIT PUNCH
矢野さん:実は、私自身が抱えている悩みに直結するのですが…。
海外での生活が15年と長かったためか、かえって「日本人としてのアイデンティティ」が強く芽生え、近年より「日本」や「日本の成長性」を意識するようになりました。
特に、日本の成長性の伸び悩みの主要因として、「労働力低下」に危機感を抱いています。少子高齢化による人口減少等の影響により、今後日本の労働力が下がっていくことは各種統計から見ても明らかで、これは受け止めるべき深刻な現実です。
日本に生まれた1人として、このような現状を少しでも打破したいという思いから、具体的なアクションを起こそうと始めたのがFRUIT PUNCHです。
■実体験から痛感した「女性労働」にまつわる課題
矢野さん:私自身、2児の父であり、現在は妻と共働きしながら子育ての真っ最中です。
日本で子育てをしていて痛感するのは、男女ともにキャリアと子育ての両立がまだまだ困難であること。また、それをサポートするサービスの少なさ、社会の理解の少なさに戸惑いを感じずにはいられませんでした。
実際に、親しい友人が産後職場復帰に失敗したり、マタニティ・ハラスメントを受けたり、自身の子どもが保育園に預けられない、といった事象を目の当たりにしたのもきっかけの1つですが、この問題は自分たちだけでなく、多くの共働き世帯を今も悩ませています。
この国では夫婦が子をもうけ、働き続けるという「普通の生活」をすることが非常に難しい。
インフラもサービスも非常に不十分、このままでは共働きが出来ない、結果として労働力低下…という止まらないマイナススパイラルに危機感を感じました。
そこで、まずは潜在的労働人口の活性化につながるアクションとして、切り札となる「女性」にフォーカスをあてて活動することで、この問題を少しでも解決したいと考えたのです。
待機児童問題等、ご自身の体験がきっかけの1つだった矢野さん。 矢野さんご自身が当事者として悩み、対峙したことから生まれたFRUIT PUNCH。 |
■女性労働は労働力強化の切り札だが、支援が足りない
矢野さん:ちなみに、日本人女性25~49歳のうち結婚・育児を機に離職し、その後復帰を目指している方は360万人いると想定され、彼女達が再就職した場合の直接経済効果は3兆円にも及ぶと推計されています(※)。ここに大きなホワイトスペースが存在しているのは明確です。
女性労働は労働力強化の切り札、最後に残ったリソースだと認識されつつありますが、実際は保育園等サポートインフラの絶対数はもちろんのこと、男女双方の意識の問題等、各種課題が根深く横たわっており、まだまだ必要な支援が足りていないのが現状です。
新しい価値観、ライフスタイルを創造していくことを求められているこの時期に、まずは僕自身が一歩を踏みだそうと思ったのがFRUIT PUNCHの成り立ちです。
■数ではなく、付加価値を創造できる人材育成を
矢野さん:ただ、労働力向上にも限度があります。今後日本人口が劇的に増加することは難しい。
数で勝負できないのであれば、質を高めていくことが今後ますます重要となっていくでしょう。
今まさに「MADE in Japan」から、世界に影響を与えられる「POWERED by Japan」への転換期でもあります。
それに伴い、次世代を担う子どもたちが、これからの社会で活躍するために身につけてほしい能力も変化していくと考えます。
よく「英語」が必要という話を聞きますが、実はそれは一つのコミュニケーション・ツールでしかありません。もちろん話せるに越したことはありませんが、無くてもなんとかなりますよ(笑)。
それよりも重要なのは、根本的な能力である、既成概念に囚われない「独創性」とそれを実現する「行動力」の2つでしょうね。
そのためFRUIT PUNCHでは、週末の親子に、安価に有意義な時間・良質なコンテンツを提供し、信頼できるコミュニティを創出、その場所と機会を提供し続けることで、子どもたちの「独創性」と「行動力」を育むキッカケを提供し続けていきたいと思っています。
FRUIT PUNCHの基板となる「良質なコンテンツ」には、とてもこだわりがあるそう。 モンテッソーリ教育などは一般的に幼稚園で提供されることが多く、共働き世帯の子どもには今まであまり接点がありませんでした。それを週末に親子で体験できるため、参加された方からは「こういった機会自体がとてもありがたい!」という声を多数頂いております。平日にクラッシックコンサートに親子で行くのは難しいけれど、週末に短時間で安価に体験できたら、子どもだけでなく親も嬉しくなっちゃいますよね。 |
■リアルで良質なコンテンツにこだわる理由
矢野さん:ファースト・クラスなものに最初に触れることに、こだわりを持っています。
子どものキャンバスは真っ白。子どもの「独創性」とそれを実現する「行動力」の2つを育むためにも、最初のバーを高くし、リアルで良質なコンテンツを体験することで、より関心や能力の目覚めを促す狙いがあります。
FRUIT PUNCHでは、共働き家族に今まであまり接点のなかった「モンテッソーリ」や、親子連れでの参加機会が少ない「音楽」「芸術」「英語」分野を、本格的に体感できるメニューを安価に提供したいと思っています。
例えば、「モンテッソーリ」イベントでは、講師に世田谷区・港区にてモンテッソーリ教育を準ずる幼稚園の先生(10年以上の実績)を招き、参加者は実際のモンテッソーリ教室で行われているプログラムを体験できます。
「英語」イベントについては、著名インターであるAmerican School in Japan (ASIJ)のサマースクールの講師を招き、英語を使った親子参加型ゲーム(London bridge, Ppass the parcel, Treasure hunt等)を実施。
これから実施予定の「音楽」イベントでは、日本フィルで活躍されている現役Violinistと、リトミックの先生の二人が担当。両名とも東京藝術大卒、また2児のママでもあります。
これらは実は、親視点で自分の子どもに体験させたかったものばかりです。
参加した方に「音楽に興味あるかも!?」「英語使った遊びも楽しいね!」となにかのキッカケとなるような内容を目指し、これからを生きる力を育むスイッチを入ることができれば本望です。
本格的なコンテンツをまともに体験しようとすると、一般的に費用面はお高くついてしまいます。1回2,000円と安価なFRUIT PUNCHのイベントは、共働き家族のお財布にも優しく嬉しい限り。 しかし、どうしてそんなに安く提供できるのでしょうか? |
■共働き家族のリアルなコミュニティ作りが目標
矢野さん:実は、イベント事業自体は赤字ですね(苦笑)。
一流の先生を招くには、ボランティアでは1回きりとなり継続できません。継続させていくためにも対価はきちんと払っています。
そもそも先生方を探し、営業・企画・準備等の費用も相当かかる活動です。
しかし、僕をドライブしているのは「共働き世帯を助けるサービスを発展させたい」という情熱。そのためにはリアルなコミュニティが必要だと考えており、未来を見据えて活動を続けています。
働いている方でも週末であれば参加でき、気軽に親子で楽しめると考え、イベントは週末に設定しています。さらに、1回の体験をできるだけ安く提供し敷居を下げることで、少しずつ参加者を増やし、FRUIT PUNCHを通して共働き世帯のリアルなコミュニティを作っていきたいと思っています。
ちなみに、1家族につき2,000円/1回(子供が複数いても同値段)という破格な金額で提供できるのも、同じ志を持つグロースリンクかちどきと協働しているからこそ成り立っていると言えます。これからも是非、皆様と一緒に歩み続けていければ嬉しいです。
高い志を持ってFRUIT PUNCHの活動を続ける矢野さんの活躍分野は今後ますます広がっていくでしょう。ぜひとも、この有意義な活動を続けていってほしいと切に願います。 今後、FRUIT PUNCHが目指すものとは? |
■本業の傍ら、ライフワークとしてFRUIT PUNCHの活動を続ける矢野さん。3年後はどこに向かっていくのでしょう?
矢野さん:同じ境遇にありながら、悩みや不安を抱える方々のセーフティネットを創りたいという想いからFRUIT PUNCH活動をスタートしています。
この想いを原動力に、近い将来、ネットを介した親子・家族間コミュニティ創出サービスを提供し、女性が働きやすい社会を目指すことで日本の活性化を応援していきたいですね。
本業としてグローバルに展開するネット関連事業に携わっていますが、ここ数年で個人間でのシッティング、食事提供や宿泊など、個人同士をマッチングするネットサービスが続々登場し、オフラインとオンラインの接点を模索している時代を実感する日々です。
また、共働き世帯が増加するに際し、求められるサービス内容や質も変化してきました。
昨今、悲しいベビーシッター事件も起きてしまいましたが、ベビーシッター自体は日本でまだ普及の余地はあると思います。ただ、自分より大切な人(子供)を預ける、そのためには信頼関係がなければならない。
多様化するニーズに対応できるようするため、育児に関するプロフェッショナルと個人とを紐付ける、新しいプラットフォームを作り、クオリティ・オブ・ライフを向上させていきたい。個人が安心して羽ばたける場を作っていきたいと考えています。
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当日は娘さん(2歳)と一緒にお話を伺い、始終和やかな雰囲気の中お話を伺いました。 グロースリンクかちどきも総力戦で、矢野さん率いるFRUIT PUNCHを応援してまいります。 |
(※)出所:
・電通総研「主婦の再就業による直接効果と経済波及効果を試算:直接効果は 3.0 兆円、経済波及効果は 6.4 兆円
・日本総務省統計局「労働力調査」